Musée national de la maladie de Hansen - Higashimurayama, Tokyo

mkisama

企画展を除き撮影禁止です。このため、豊富で素晴らしい展示がありながら、ネット上ではそれらは全く伝わらず、知る人ぞ知る博物館となってしまっています。

過去の失態を隠したいという責任者(国)の本音の発露でしょうか？歴史から何を学んだのでしょうか？

展示の映像資料の中に素晴らしい言葉がありました。「闘争なくして成果はない」というものです。闘争を忘れた現代人全てが胸に刻むべき言葉です。

また私は、展示を見て「被害者はまだ力を必要としている」とも感じました。この問題はまだ広く知られる必要があり、闘争の力を必要としている。

しかしこの博物館がやっていることはまったく真逆です。問題を隠して解決から逃げながら、被害者に「反映してまーす」アピールが出来ればよいとでも思っているのでしょう。

「闘争なくして成果はない」という言葉を責任者は今一度考えるべきです。

net k-m

国立の立派な施設で、展示もわかりやすです。

ハンセン病は、人権問題・政治問題という側面が強調されがちですが、それだけではなく、近現代の生活史の一側面として、また医学の大切さを感じられる科学史として、興味深く見学できると思います。

隣接する国立療養所多磨全生園（入園は制限されている）では、現在も患者・元患者の方が生活されています。法律が変わってどこにでも行けるのに、ここで暮らしていく道しかない、というところに長期間の人権侵害の罪深さがあり、考えさせられました。

Rolly (hiyokomame)

★ほとんどの展示は撮影禁止です。
入館無料です
爆速Wi-Fiがあります

清瀬駅からバスで十分ほどですが、炎天下歩くと３０分ではつきません。バスが頻繁には出ていないので歩きというのもダイエットを兼ねていいのかもしれません。

私は詳しくないのですが、要するにかつての広大なハンセン病隔離エリアの一角にこの資料館があるのですね。

施設はそこそこ大きく、見て回るには２時間くらいは想定したほうがいいでしょう。
昔の隔離政策のひどい状況や救済に向かう歴史の流れ、非常に盛りだくさんです。大人にも子どもにもよいと思いますね。

見た目的に悲惨すぎる展示はありません。おそらくあえて外してあるんでしょう。

図書館もありますので、時間があれば資料を探すのもよいでしょう。

繰り返しですがこの資料館は患者さんの住むエリアの一角なので、資料館を出てちょっと歩くと、今でも患者さんが住んでいる建物エリアが近くにありますし、納骨堂ですとか、映画「あん」の記念碑（しょぼい、観る価値は無し）などいろいろあります。

資料館ですけども、現在進行系なんですね。

とにかく日本人なら一度は見に来たほうがいいですね。

Hazzy

ハンセン病という言葉は聞いたことがあっても、それがどのくらい社会問題になっていたのかは知らないという方けっこういると思います。
部落差別という言葉があるように、昔の日本は「差別意識が強かった」というのも学べます。
ちなみに入館無料です。休館日だけお気をつけ下さい。

モリゾー

差別というものが人の尊厳を踏みにじる行為である事がよく理解できる場所。
一度は行くべきと思います。
外から消防が来てくれないために消防車まで備えて不自由な手足で消火活動せざるを得なかった事は語り継がれなければなりません。

田中功一

ハンセン病に対する偏見と差別の歴史を学ぶことができます。今も続いていることがわかります。映画「あん」の情景を思い出しました。資料館を観覧した後、車はそのまま駐車して、広い全生園を散策できます。納骨堂経由で進むと、「望郷の丘」、ここは多くの入所者が故郷を思って外界を眺めたそうです。教会も３塔あります。売店のソフトクリームはお薦めします。

かみまち弓子

患者及び元患者とその家族の名誉回復を図るために、ハンセン病問題に関する正しい知識の普及啓発による偏見・差別の解消を目指す資料館です。常設展と時期限定公開とがあります。
敷地内の季節折々の草花は綺麗で、食べ物処のなごみしんでは美味しい釜めしをいただけます。ぜひ訪れてください。

テム・ジン

「監獄の誕生」と言えばミッシェル・フーコーだが、むしろ近代においてハンセン氏病患者の隔離が始まり、それが強制的な連行にまでいたった様の展示は、まさにそのような社会の姿を連想させるものである。

それにしても、なぜ他の列強では隔離の方針が緩和されていったのに対し、むしろ日本では強化されることになったのか？

それは「マスク警察」なるものが蔓延る様を経験し、かつ少し時が経った今こそ、真剣に振り返るべきことのように思える。